カリキュラム 2025年 9月
「惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。」第二コリント信徒への手紙9章6節
昨今の物価高の中で一番話題に上ったのがお米の話ですね。
お米一粒は不作の年では200~700粒に、豊作の年は2,000~5,000粒にもなるそうです。近年の平均的な収穫量では1,200粒前後だそうです。ちなみにお茶碗一杯分は約3,500粒、4人家族で中高生のお子さんがいる家庭では一年間に約200㎏消費(一日4合)すると田んぼ150坪が必要との事です。
豊作、不作は天候や自然災害などの人間がコントロールできない要因が多いです。収穫量に大きくかかわる人間が直接的に影響を与えられる事があります。それは除草です。草刈りをしないと収穫量に大きく影響があります。特に苗を植えた初期の除草を怠ると収穫量が30~50%も減少するようです。種を惜しまず蒔く事、そして雑草取りが必要です。
さて子育ても早い時期からの種まき、雑草取りが長期的には最も効率的で効果が大きくなります。
「良い種」
愛情・言葉かけ・習慣づけ・楽しい食事の時間・読み聞かせ・感謝・祈り・寄り添い期待するなど
「雑草・悪い種」
悪い習慣・乱れた生活リズム・悪影響のある情報・放置(心と行動)・依存・思考を奪う環境など
AI時代の「良い種まき」と「悪い種まき・雑草」
保護者 | • 愛情と安心感を惜しまず伝える • 熱中できる、好きな事を一緒に探す • AIやデジタルを「自分が学ぶ道具」として使う • 子どもの質問を大切にし、AIと一緒に調べる • 家庭に「デジタルの使い方ルール」を育てる(時間、頻度、食事の席など) | • 子どもが泣いたらすぐにスマホや動画を与える(依存) • 何を見ているか無関心 • AIやアプリに遊びの時間を丸投げする • 親自身がスマホ優先で子どもを見ない • 「静かにしていてくれればいい」という考え方 |
幼児 | • 自然・人との触れ合いで五感を育てる • 親との会話・読み聞かせで語彙や感情を育てる • 「なぜ?どうして?」の好奇心を守る • AIや映像は親子で一緒に楽しみ、学びに活かす • 自分で遊びをつくる時間を持つ | • 長時間の動画・ゲームで集中力が低下 • 言葉より映像に頼り語彙が乏しくなる • 強い刺激で感情コントロールが未熟になる • SNS的な「比較・承認欲求」が芽生える • 想像力が育たず「受け身の遊び」が中心になる |
一日の始まりが良い種まきでスタートすると良い種をどんどん蒔きやすい日になります。反対に始まりがダラダラだとイライラなど悪い感情を持ちやすくその後の活動にも悪い種まきの連鎖がおこりますよね。
2学期は運動会、おみせやさんごっこ、お楽しみ会、遠足、クリスマスミュージカルなど成長の糧が沢山あります。
🌾 実り豊かなステキな秋にしましょう。 🌾